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2010年2月 4日 (木)

引っ越しラプソディー④【完】

3時間かけてソファーを収拾所に出し、ようやくアパートに戻ってきた。
既に憔悴(しょうすい)しきっていたが、引っ越しはまだ始まってすらいない事に気付くと、死にたくなった。

しかし、ありがたい事に我々馬鹿兄弟がソファーに手こずっている間に父と母が荷物を全てトラックに積み込んでくれていた為、助かった。
両親の偉大さに感服しつつ、4年住んだ品川のアパートに別れを告げ、練馬のマンションに向かってトラックを走らせた。

トラックにはナビが付いていない為、弟の車が先導しながら向かう事になったのだが、たった5キロの距離に3時間かけてしまうような方向音痴な弟の先導など役に立つのだろうか? と思いながら弟の車の助手席に座った。
20キロという先程より距離も難易度も随分上がったドライブだったが今度の弟は違った。
しっかりとナビを聞き、確実に道を進んで行く。余裕綽々の弟からは鼻歌も聞こえてくる程だ。
気付けば、あっという間に練馬に到着していた。
あまりにもスムーズだったので過剰に心配し過ぎて馬鹿みたいだったな と弟と笑い合っていると、弟のポケットから激しいバイブの音がしているのに気付いた。
弟の携帯を開くと「不在着信30件」という凄まじい数字が目に飛び込んできた。 着信は全て母からだった。
そうだ。自分たちの事でいっぱいいっぱいだった我々は先導車という役割を完全に忘れていた。
両親の乗ったトラックは先導車をだいぶ早い段階で見失ったらしく、電話がつながった頃には五反田の風俗街のあたりをさまよっていたらしい。
急いで道を引き返し、再び両親と合流した。
両親に謝ると両親は一切怒る事なく、お互いに目配せをしてもじもじしながら俺に一言
「ゴメン、ダンボール一箱どっかで落としちゃった」
と言うと車に乗り込み何事もなかったかのように発進した。

手伝ってもらっておいてこう言うのもなんだが、俺は二度とこの家族に引っ越しの手伝いを頼むのはやめようと心に誓った。

【完】

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コメント

なんか・・・凄い家族ですねhappy01sweat01

次は家族以外に手伝ってくれる方いると良いですね!一個のダンボールは何が入ってたんでしょーか。

何が入ってたダンボールか気になる笑

すごいご家族ですねw
荷物ってトラックから落ちる物なんですね‥落ちたダンボールはどうなったんでしょうか
 
神保町頑張ってください!

素敵なご家族じゃないですか(笑)

落ちた段ボールの中身が気になります!!

神保町頑張ってくださいね!!

すみません、笑っちゃいました
落ちたダンボールの中身が気になるところですが、
ひとまず、なんだか大変そうな引っ越しお疲れさまでした

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